貸切バスで行く!福島県 江戸時代の宿場町・大内宿
今回ご紹介するのは、貸切バスの旅でも大変人気の高い観光地福島県「大内宿(おおうちじゅく)」です。
福島県南会津地方にある、国の重要伝統的建造物群保存地区「大内宿」は、一歩足をふみいれると、そこは茅葺き屋根の建物が並ぶ、江戸時代の面影が残った街が広がります。思わずタイムスリップしたかのような感覚になり心がわくわくしてきます。
東京都内から貸切バスで約3時間、貸切バスで日帰り旅行もできますよ。
貸切バスで行く! 福島県 江戸時代の宿場町・大内宿
大内宿とは?
江戸時代、大内宿内の街道は、かつて会津西街道または南山通りと呼ばれ、会津若松と日光今市を結ぶ重要な道でした。参勤交代の大名行列もここ「大内宿」で旅の疲れを癒したとされています。そんな旅の途中にある宿場街として栄えた景観の大内宿は今もその当時のまま残っている貴重な街なのです。
大内宿の道の長さは約450m。村一帯の道の両側には40以上の民家兼店舗となっている家屋が連なっており、昭和56年には「国選定重要伝統的建造物郡保存地区」に指定されました。
この村の住民憲章である「売らない・貸さない・壊さない」の3原則のもとに大内宿は引き継がれているそうです。
大内宿の見どころはなんといっても約400年たっても残っている伝統的な茅葺き屋根です。
大内宿の茅葺き屋根がいままで長く残されている理由は、専門技術をもつ「茅手(かやて)」と呼ばれる職人さんを中心に、村の人々が協力して屋根の葺き替えを定期的に行っているからなのです。
茅葺き屋根は「すすき」で作られていて、夏は涼しく冬は暖かいのですが、火災に弱い為、毎年9月1日に一斉放水を行っているそうです。
このように定期的なメンテナンスを行っている大内宿を大切に残していこうとする地元の人々の心がしみじみと感じられますね。
大内宿の2大まつり
大内宿では、村の人々で守り続けられている伝統的なお祭りが夏と冬に開催されています。
それが、「大内宿半夏祭り」と「大内宿雪まつり」です。
毎年7月2日の半夏(はんげ)の日に開かれる「大内宿半夏祭り」は、高倉神社の祭礼です。
白装束に黒烏帽子姿の村の男性たちが、神輿とともに、家内安全と五穀豊穣を祈願し、大内宿の街を練り歩いていきます。
もう一つは、毎年2月に開催される「大内宿雪まつり」です。
雪まつりは2日間にわたって行われます。
茅葺き屋根が雪で真っ白になっている街並みを観るのもまた風情があり、大内宿を訪れる魅力のひとつとなっています。
雪まつりでは、そば食い競争や仮装大会などといった楽しいイベントもあります。子どもも大人も一緒になって楽しめます。
また、雪まつりで花火が打ち上げられることもお祭りの見どころのひとつです。寒い冬の夜に打ち上げられる花火は夏とは違った迫力が味わえます。
楽しい雪まつりではありますが、福島県の冬はたいへん寒い為、お祭りに行くときは寒さ対策を十分にしてご参加くださいね。
【大内宿詳細情報】
所在地:福島県南会津郡下郷町大字大内字山本
電話番号:0241-68-2920
営業時間:9:00~17:00頃(店舗により異なります)
公式サイト:http://ouchi-juku.com/
大内宿観光スポット
ここでは、大内宿の伝統と歴史にふれるおすすめスポットや周辺の観光スポットをご紹介します。
高倉神社
高倉神社は、後白河天皇の第2皇子・高倉以仁王を祀っている神社で大内宿の守り神とされています。
大内宿の街の真ん中くらいのところに、切られた木で形どられた鳥居が立っています。そこが「高倉神社」へ続く道の鳥居となっています。一の鳥居から三の鳥居があり、三の鳥居までいくと、高倉神社にたどり着くことができます。
またこちらに訪れたならば、ぜひ本殿の裏にある樹齢800年の大スギをご覧ください。周りのスギと比べてもひときわ大きく見上げるほどの高さに圧倒されますよ。高倉神社でパワーをもらって帰りましょう。
ちなみに、こちらの神社では、毎年7月2日の半夏(はんげ)の日に開かれる「大内宿半夏祭り」が行われています。
【詳細情報】
所在地:福島県南会津郡下郷町弥五島字下タ林
大内見晴台
大内宿の一番奥にある小高い丘の上にある展望台です。この展望台がある丘の上は「湯殿山」とよばれており、子安観音と弁財天が祀られています。
ここは見晴らしがとてもよく、大内宿全体を見下ろすことが出来ます。多くの観光客の方がこちらで写真を撮るほど写真スポットとしても最適な場所になっています。
大内宿町並み展示館
大内宿を進んだ先の真ん中あたりに、「大内宿町並み展示館」があります。当時の生活を再現した生活用具や古い風習を伝える写真などが展示されています。大内宿の歴史を学ぶことができます。
今とは違った道具で生活をしていた様子も分かりとても勉強になります。
【詳細情報】
所在地:福島県南会津郡下郷町大内字山本8
電話番号:0241-68-2657
営業時間:9:00~16:30
休業日:12月29日~1月3日
入館料:大人250円、小・中学生150円
(30名以上団体の場合、大人200円、小・中学生100円)
塔のへつり
大内宿から貸切バスで20分ほど移動したところに、「塔のへつり」があります。
こちらでは100万年の間に造られた見事な自然の造形を楽しめます。
「へつり」とはこの地方の方言で「危険な崖」のことをいうそうです。
崖の岩は大川の対岸にあり吊り橋を渡って間近にみることができます。四季折々の景観が楽しむ多くの観光客でにぎわいます。秋の紅葉シーズンは特に混雑が予想されますよ。
【詳細情報】
所在地:福島県南会津郡下郷町弥五島字下タ林
大内宿で必ず食べてほしいおすすめグルメ
大内宿の古民家のほとんどは、飲食店としても営業しています。ここでは、その中のおすすめグルメとお店をご紹介します。
◆大内宿名物「高遠そば」
大内宿を訪れる多くの人が食べる「高遠そば」
信州高遠藩で育った保科正之公が1643年に会津藩主となって会津へ移り、高遠そばを伝えたことから、大根おろしそばを「高遠そば」というようになったといわれています。
テレビや雑誌などでも有名なねぎでそばを食べるスタイル。
大内宿にあるお蕎麦屋さんの数軒は、お箸のかわりにねぎ1本でそばを食べる大内宿ならではの独特のスタイルでそばをいただけるお店もあります。
なかなか食べるのが大変そうですが、旅の思い出にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
◆岩魚の塩焼き
炭火で焼かれた香ばしい匂いに惹かれる「岩魚の塩焼き」は表面がぱりぱりとして中はふわっと柔らか。
大内宿の街をみながら囲炉裏のそばで食べるとほっこりとあたたかな気持ちがしてきます。
◆南会津町・下郷町の郷土料理・しんごろう
大内宿を散策していると「茶色い串にさされたもの」を食べているひとたちをみかけます。
また、お店の外で丸い卵型の茶色い串にさされたものが売られています。それが南会津地方に伝わる郷土料理の一つの「しんごろう」です。
人の名前のようなちょっとかわったネーミングの「しんごろう」は、うるち米を丸めてつぶしたもの。
そして、エゴマをすりつぶし甘辛くした「じゅうねん味噌」を塗り、火にあぶって食べるのだそうです。じゅうねん味噌の独特な味がやみつきになります。一度ご賞味ください。
【おすすめお店情報】
<高遠そばを食べるならコチラ!>
・三澤屋
住所 : 福島県南会津郡下郷街大内山本26-1
電話番号 : 0241-68-2927
営業時間 : 10:00~16:30(閉店17:00)
休業日 : 無休、1月は第2月~金曜日
・そば処 こめや
住所 : 福島県南会津郡下郷街大内山本16-3
電話番号 : 0241-68-2926
営業時間 : 9:00~16:30
休業日 : 無休
<美味しい岩魚の塩焼きを食べるならコチラ!>
・浅沼食堂
住所 : 福島県南会津郡下郷街大内山本51
電話番号 : 0241-68-2378
営業時間 : 9:00~16:00
休業日 : 不定休
※お蕎麦も召し上がれます。
なお、大内宿の店舗は民家を兼用していることもあり、天候や各家の都合により営業時間が早まったり、お休みの店舗もあるのでご注意を。
事前に営業時間を各店舗へ直接お電話にて確認することをおすすめします。
大内宿の貸切バス駐車場について
大内宿での貸切バス駐車場についてご案内します。
大内宿へ観光に訪れるときは、貸切バスは「大内宿有料駐車場」へ駐車します。
駐車場料金がバスの車種によって異なりますので御確認ください。
大型・中型・小型バス | 1台 3,000円 |
---|---|
マイクロバス | 1台 1,500円 |
貸切バスはバスコンシェルジュへ
今回は、貸切バスで行く福島県の観光地でも人気な「大内宿」をご紹介しました。
「大内宿」は、伝統的な文化を大切にし、継承する地元の人々の気持ちがこめられている観光地です。
きっと、訪れたらどこか懐かしいあたたかな気持ちになることでしょう。
バスコンシェルジュは、「大内宿」のほか、福島県を観光する際に利用する貸切バスのお手配ができます。行程内容を決定したら、まずはバスコンシェルジュへ貸切バスのバス代金のお見積りをください。
お客様のご予算にあった最適なバスをご提案します。
貸切バスの旅の思い出が良いものになりますようバスコンシェルジュがお手伝いします。
お見積もりお待ちしております!
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