貸切バスで行く石川観光~金沢市編~
石川県は戦国武将の前田利家が居住を構えたことからその繁栄の歴史が始まります。
金沢市内の中心部には全国的に有名な観光名所が集結していますので、バスコンシェルジュで貸切バスをご利用されるお客様も、1日で沢山の場所をまわる方が多くいらっしゃいます。
歴史と文化を感じる街を存分に楽しみましょう。
貸切バスで行く石川観光~金沢市編~
石川県はよく「加賀100万石」と言われますが、これは大名から庶民まで100万人が生活できるだけのお米がとれるほど、豊な土地であったことを意味します。
実際には最大で120万石ほどになっており、2位の薩摩藩が72万石と言われていますので、全国でも群を抜いていたことが分かります。
お米がお金の代わりになっていた時代ですから、大変な経済力を持っていたことが分かります。
現在もその当時の様子を残す観光名所が数多く残っています。石川県を訪れたら必ず行きたい、金沢市の観光名所をご紹介します。
日本三名園・兼六園
江戸時代の代表的な大名庭園として、岡山の後楽園・水戸の偕楽園と並び日本三名園と呼ばれます。
加賀藩の5代藩主・前田綱紀の時代から始まり、歴代藩主によって180年以上という長い年月をかけて形づくられました。
【写真提供:金沢市】
約11.4万㎡の広い土地を活かし、庭園の中の池や茶屋などに立ち寄りながら全体を楽しむ廻遊式の庭園です。
国の特別名勝に指定されており、グルメガイドで有名なミシュランガイドの観光版「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」でも最高ランクの三ツ星を獲得したこともあり、国内外から多くの観光客が訪れています。
春は桜、初夏はカキツバタ、秋は紅葉、冬は雪吊り…四季ごとに違った自然が堪能できるように作られていますので、いつ訪れても美しい景色を楽しむことができます。
特に冬の雪吊りは北陸の重たい雪から木の枝を守るためにおこなわれる北陸の冬の風物詩で、これを見るために毎年多くの人が訪れます。
【写真提供:金沢市】
最も有名な「りんご吊り」という手法では、樹木の幹の近くにより高い支柱を立て、その先端から木の枝へ放射線状に縄を張ります。円錐形になり、木が傘をかぶっているような形になります。
兼六園では、雪が降り始める前の11月1日から、約1か月半かけ延べ約500人が全て手作業でこの作業をおこないます。
また、兼六園で必ず見ておきたい場所と言えば「時雨亭」。
5代藩主の綱紀が兼六園を作庭した時代に造られ、明治時代になり取り壊されてしまったものを平成12年に復元した茶室です。
座敷から美しい庭を眺めながら、お茶とお菓子をいただく時間は格別です。
団体で訪れる場合には事前予約が必要ですので、時雨亭へ直接問い合わせましょう。
<基本情報>
住所:石川県金沢市兼六町1
電話:076-234-3800(管理事務所)
開園時間:3月1日~10月15日07:00~18:00、10月16日~2月末日 8:00~17:00
時雨亭9:00~16:30 (最終入亭16:00)
定休日:無し(時雨亭のみ12月29日~1月3日休業)
入園料:大人320円(団体250円)、6歳~18歳未満 100円(団体80円)
※団体は30名以上の場合
※65歳以上、障がい者、学校行事など入園料免除規定有り
駐車場:貸切バス12台駐車可能(07:00~22:00)
駐車料金:(07:00~22:00)最初の1時間2,020円、以降30分ごと320円
(22:00~08:00)1泊2,770円
時雨亭呈茶利用代金:抹茶730円(オリジナル上生菓子付き)、煎茶310円(和菓子付き)
加賀藩士の生活が息づく長町武家屋敷跡
金沢の繁華街の中心にある長町エリアは、加賀藩政時代には藩士・中級武士が居住を構えた武家屋敷が建ち並んでいました。
伝統環境保存区域および景観地区に指定され、現在も昔ながらの土塀や石畳の小路が残り、当時の面影を残しています。
徒歩圏内の繁華街・香林坊に向かう小路には割烹、郷土料理店、カフェなどが立ち並び連日賑わっています。
冬になると町並みの土塀を雪や凍結から守るためにおこなわれる「こも掛け」は、雪吊りとともに金沢の風物詩になっています。
この界隈で唯一、武家屋敷跡 野村家では貴重な建物内が一般公開されています。
豪華な建物と美しい庭園、加賀藩のお抱え絵師によって描かれた襖絵や野村家伝来の刀剣、甲冑等は必見です。
また、散策途中に気軽に立ち寄れる長町武家屋敷休憩館には観光ボランティアガイド「まいどさん」が常駐していて、無料で歴史や文化を説明しながら歩いてくれます。
10名以上の団体でガイドを頼みたい場合は事前に予約・相談をしましょう。
<武家屋敷休憩館基本情報>
住所:石川県金沢市長町2-4-36
電話:076-263-1951
営業時間:09:00~17:00(12月1日~3月15日は09:30~17:00)
最寄り駐車場:広坂観光バス暫定駐車場(石川県金沢市広坂2-2−45)
最初の60分2,020円、以降30分320円
今に残る花街、ひがし茶屋街・主計町茶屋街
芸妓さんを呼んで歌や踊りを楽しむ茶屋街。金沢城下には現在も「ひがし茶屋街」「にし茶屋街」「主計町茶屋街」の3つの茶屋街があります。
なかでもひがし茶屋街は重要伝統的建造物保存地区として、かつての街並みが保存されています。美しい出格子の街並みはまるで江戸時代にタイムスリップしたようです。
【写真提供:金沢市】
ただし、現在も営業しているお茶屋さんの多くは一見さんお断り。
併設されているバーや、茶屋街で営業している飲食店やお土産屋さんなどを利用しましょう。
また、茶屋「志摩」と「懐華樓」では江戸時代の建物を一般公開していますので、当時の茶屋建築を実際に見ることができますし、お抹茶やお菓子をいただきちょっと一息休憩することもできます。
志摩は国の重要文化財に指定されており、懐華樓は現在も夜の時間帯は一見さんお断りのお座敷として営業しています。
時間があれば浅野川を渡ってすぐの場所にある「主計町茶屋街」に足をのばしてみるのも良いでしょう。
【写真提供:金沢市】
ひがし茶屋街に比べ、より落ち着きのある洒落た雰囲気が漂います。
昼間は営業しているお店が少ないのですが、細い路地と川沿いに建ち並ぶ千本格子の3階建ての茶屋建築は趣があり、写真スポットとして人気です。
<貸切バス駐車場情報>
①東山観光バス駐車場
住所:石川県金沢市東山3-3-38
電話:076-251-7501
営業時間:09:00~18:00
駐車料金:60分2,010円、以降30分ごと300円
駐車可能台数:5台
②東山北観光駐車場
住所:石川県金沢市東山3-4-1
電話:076-251-8158
営業時間:09:00~18:00
駐車料金:60分2,010円、以降30分ごと300円
駐車可能台数:4台
「おみちょ」近江町市場
金沢市の中心部にあり、「おみちょ」の愛称で親しまれる近江町市場。約300年もの間金沢の台所として栄えてきました。 日本海で獲れた新鮮な海の幸をはじめ、野菜や精肉、お菓子やお土産といった食に関するものから生花や生活雑貨まで狭い路地に約170のお店が建ち並び、観光客だけでなく金沢市民の毎日のお買い物ができる場所として賑わっています。
【写真提供:金沢市】
営業時間はお店によってまちまちですが、夕方17時~18時頃には閉まってしまうお店が多いので、訪れる際にはあまり遅い時間にならないようにしましょう。
また、鮮魚店は魚市がお休みの水曜日を定休日としているお店が多く、青果店や精肉店などは日曜日や祝日を定休日にしているお店が多いので、気をつけましょう。
近江町市場を訪れる観光客に人気があるのはやはり海鮮丼やお刺身・お寿司が食べられるお店。
近江町市場内にある40軒の飲食店のうち、30軒が海鮮丼やお刺身・お寿司を提供しています。
団体で食べるならおすすめは近江町市場エムザ口の複合施設「近江町いちば館」内にある市の蔵さん。
40名まで対応で、お昼は海鮮丼や天丼、夜は旬の食材を使用した一品料理など豪快な漁師料理や新鮮な海鮮料理をいただけます。
<市の蔵基本情報>
住所:石川県金沢市青草町88番地 近江町いちば館2階
電話:076-224-3371
営業時間:11:00~21:30(ラストオーダー21:00)
<駐車場情報>
近江町観光バス駐車場
住所:石川県金沢市十間町9-3
電話:076-234-3120
営業時間:09:00~18:00
駐車料金:60分2,010円、以降30分ごと300円
駐車可能台数:4台
おもてなしの心・金沢駅
金沢駅兼六園口を出ると、頭上にひろがる巨大なドーム。
この「もてなしドーム」はガラス張りの高い天井に、アルミ合金の立体トラスが美しい緩やかな曲線を描いています。
明るく陽の光が差し込む広場にはベンチもあり、市民の憩いの場になっています。
【写真提供:金沢市】
このおもてなしドームは、雪や雨が多い金沢で「駅を降りた人に傘を差しだすおもてなしの心」をコンセプトに作られ、名称は市民からの公募で選ばれました。
そしてもてなしドームの前面に立つ鼓門。高さ13.7mもある2本の太い柱に支えられ、圧巻の迫力です。金沢の伝統芸能・能楽で使われる鼓をイメージして作られています。
今や金沢を訪れたら必ずと言っていいほど皆さんがここで写真を撮る、金沢を代表する写真スポットです。
日没から00:00まではライトアップも行われ、荘厳な雰囲気がさらに増す美しい夜の鼓門もぜひ見てみたいものですね。
【写真提供:金沢市】
歴史の街の中心で楽しむ現代アート・金沢21世紀美術館
兼六園・金沢城公園に隣接する、主に近代アートを展示している金沢21世紀美術館。
入場者数は全国トップクラスの人気を誇ります。
「新しい文化の創造」と「新たなまちの賑わいの創出」を目的に2004年に開設されました。
全面ガラス張りで開放感のある美しい建物デザインです。
敷地内は誰でも無料で入ることができる交流ゾーンと、展示室などの展覧会ゾーンに分かれています。
必見なのは東口のチケット販売ブースを抜けてすぐ、光の庭にあるアルゼンチン芸術家レアンドロ・エルリッヒ作の「スイミング・プール」。
【写真提供:金沢市】
ライムストーンのデッキから波立つプールを見下ろすと、深く水で満たされているように見えますが、実際には、透明のガラスの上に約10センチの水が張られているだけなのです。
ガラスの下には水色の空間が広がり、この内部にも入ることができます。
プールの上から見下ろす眺めと、プールの中から見上げる眺めの異なる不思議な二つの視点を楽しむことができる作品です。
建物内はもちろん、天気が良い日にはぜひ庭園部分も見てみましょう。
シルバーのドロップチェアや雲のオブジェ、ラッパのような形をした管が地中で繋がり一方で発した音がもう一方から聞こえてくる作品など、洗練されたアート作品が展示してあります。
<基本情報>
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
電話:076-220-2800
開館時間:「展覧会ゾーン」10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
「交流ゾーン」09:00~22:00
※2020年6月27日(土)から当面の間 9:00〜19:00(金・土曜日は21:00まで)
休館日:「展覧会ゾーン」月曜日(休日の場合は直後の平日)、年末年始
「交流ゾーン」年末年始 ※各施設の休室日は展覧会ゾーンに準ずる。
入館料:「展覧会ゾーン」内容や時期により異なる
「交流ゾーン」無料
貸切バスのご依頼はバスコンシェルジュへ
いかがでしたか?
戦国時代から江戸時代に栄華を極めた加賀の文化が色濃く残る金沢市中心部。
歴史好きな人もそうでない人も、美しい街並みを楽しむことができるでしょう。
貸切バスなら「歩いて行くにはすこし離れているけど、路線バスは目的地にたどり着けるか心配…」なんてこともありません。
行程内容もお客様が自由に設定できますので、旅の内容も自由自在。
バスコンシェルジュではお客様のご予算やご希望に合わせた最適なバスを最安値でご手配しています。
お見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください!
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